こんばんは。
家庭教師 KANA です。
本日は愛知県のホスピス(終末(期)医療を行う施設)にCHIAKIと2人で見学してきました。
終末期医療とは、重い病気の末期で不治と判断されたときに、治療よりも患者の心身の苦痛を和らげ穏やかに日々を過ごせるように配慮する療養法のこと。
特に『クオリティ・オブ・ライフ』を重視した−患者の人間性や主体性を重んじながら精神的負担を軽減していき、患者の生活の質向上させていく−療養法です。
今回初めてホスピスを訪れたのですが施設内は病院の個室病棟と老人ホームの中間の様な空間でした。
ある患者さんで会社を経営されていた方がいらっしゃいました。
その方は病気を患うギリギリまで現役でお仕事をされていたそうです。
施設内で過ごしている今でも株式投資の話になると活き活きとお話をされているとの事でした。
もしその方が病院に入院し闘病生活を続けていたら − 恐らくそのような話を語り合う機会はあまりなかったのではないでしょうか。
今の時代だからこそ、限りある人生の中でより自分らしく活き活きと生きていくチャンスは少しずつ増えているのではないかと感じました。
私の亡くなった祖父母たちは皆重い病気にかかり、最期は病院で息をひきとりました。
存命している祖母は現在老人ホームで暮らしています。
私の亡くなった祖父母たちが最期にどのような想いで日々を過ごしていたのか、もう私にはわかりません。
老人ホームで暮らしている祖母は現在どのような想いを持って生活しているのか、今私にはわかりません。
ただ、老人ホームで過ごしている祖母は輪の中で新たな友人を作り、様々な活動を通じて、新しい自分を見つけています。
祖母が老人ホームに入ってから初めて知ったのですが、どうやら書道が得意なようです。
掲示板に張り出された書道の作品を見て「おばあちゃん書道上手なんだね、知らなかった。」と言うと、得意げに笑っていました。
祖母の書いた『食欲の秋』という言葉はとても凛々しいものでした。
『クオリティ・オブ・ライフ』− 私たちは「教育」という観点から活き活きと自分らしい生活を送っていくことを目指しています。
人生の楽しみ方を見つけていくことは何歳であっても出来ることだから。
近々祖母に会いに行って、今楽しんでいることや悩んでいることなど、いろいろと話をしてみたいと思います。
祖母の新たな発見を見ることができるのを期待しています。
(ただ、私が会いに行くといつも私の結婚を急かされてばかりなのですが。)
KANA
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